名古屋の街中から名古屋港を結ぶクルーズ船があるのをご存知でしょうか。その名もクルーズ名古屋。
今回はこの定期運航便に乗って、名古屋港まで日帰りで往復してきました。移動時間も含めて非日常を感じられたことで、日帰り旅がとても充実。
この記事では乗船の流れや所要時間、船内の様子、各乗船場の雰囲気など、実際に体験して分かったことをまとめています。
これからクルーズ名古屋を利用しようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
ささしまライブ乗船場の場所と受付の流れ

名古屋中心地からの出発地点は「ささしまライブ」乗船場。
最寄り駅は、あおなみ線「ささしまライブ駅」で徒歩約3分の距離。

近くにはグローバルゲートやマーケットスクエアささしま、中京テレビや愛知大学など、目印となる施設が多く隣接しているので分かりやすいと思います。

この場所にある小さな建物の中でチケットを購入できます。予約している場合は名前を伝えるとスムーズです。

現金の他にクレジットカードやQUICPayでの決済ができました。5分前から乗船が可能になるとのことです。
建物内にはトイレはありませんが、近くに公衆トイレがあるのでそちらを利用できます。

個人的にはマーケットスクエアささしまやグローバルゲートで時間を潰しつつ、20~30分前くらいに乗船場へ向かうという流れが良かったです。
ここから徒歩で5分くらいの距離なので、トイレもこちらで済ませてしまうのがおすすめ。
ここまでバスでアクセスすることもできますが、徒歩でも名古屋駅から約15分ほどで到着します。
【行き】クルーズ名古屋に実際に乗ってみた

クルーズ名古屋には3種類の船があり、今回乗船するのは45人乗り船舶のスーパーコメット。
| 船名 | スーパーコメット | 東山ガーデン1 | サムライ |
|---|---|---|---|
| 定員数 | 45名 | 54名 | 19名 |
| バリアフリー | 車椅子スペースあり | 未対応 | 未対応 |
| お手洗い | なし | トイレ完備 | なし |
| 運行エリア | ささしまライブ~ガーデンふ頭 | ガーデンふ頭~金城ふ頭 | ささしまライブ~ガーデンふ頭 |

ささしまライブ発着の船にはお手洗いが備わっていないので注意が必要です。
スーパーコメットは後方部に屋外デッキも完備しています。

乗船時間5分前になると受付が開始されました。
目当ての席がある場合は少し早めに並んでおきましょう。

船内はこんな感じで左側が3列シート、右側が2列シートになっていました。

天井が低いので頭をぶつけないように注意。段差もあるので船内はゆっくりと進みましょう。

さっきまで名古屋の中心地にいたはずなのに、気づけば港町の雰囲気に変わっていておもしろいです。

5分ほどすると船がゆっくりと動き出しました。

移動中の船内では、ガイドの方が軽快なトークで中川運河について教えてくれます。
てっきり機会音声かと思っていましたが、リアルタイムで知りたい情報を教えてくれてとても良かったです。

運河沿いにはカフェやレストランが隣接していて、その場のお客さんとコミュニケーションを取ることができます。

多くの人が店内から一生懸命手を振ってくれていました。

今回の目的地はガーデンふ頭ですが、レゴランドのある金城ふ頭まで行けたり、キャナルリゾートやみなとアクルスで下船することもできます。(目的地によって料金は変動します)
ささしまライブ~ガーデンふ頭までは約45分です。

約20分ほどで、最初の通過ポイントであるキャナルリゾートに到着しました。
乗船場を利用する方がいない場合は、停泊することなくスムーズに通過します。

キャナルリゾート通過後は川幅が約90mに広がるので、また違った風景が楽しめます。

その後10分ほどで、みなとアクルスに到着。

この場で乗り降りされる方もいらっしゃいましたが、ガイドさんいわく「ここからがみどころ」だそうです。

その「みどころ」というのもすぐにやってきて、どうやら名古屋港と中川運河の水位調整が行われるようです。
これによって中川運河と名古屋港の水位差を均一にし、船が通過できるようになります。

ゆっくりと門が閉まって閉じ込められます。
スーパーコメットであれば後方のデッキからその様子を見ることも可能。

壁には水位レベルが記されているんですが、この日は極端に低くてとてもめずらしい日だったようです。

水位調整が終わると、前方の門が開いて名古屋港へ入船できます。地味に小さい信号があるのもかわいいです。
日本の運河に現存する数少ない施設だそうで、これはたしかに貴重な体験ですね。(参考:中川口通船門水位調整のしくみ)

門を通過すると名古屋港が広がっていて壮大な雰囲気。

名港トリトン(東大橋)も、船の上からだととても印象的に見えます。

名古屋港に入ったらガーデンふ頭はすぐ近くで、名古屋港ポートビルの姿が到着を知らせてくれます。

ロープをたぐり寄せて、無事に着岸。

ガイドさんの軽快なトークもあり、退屈すること無くあっという間に到着。
中川運河の川幅も徐々に広がっていき、最後は名古屋港の大きな景色へと変わっていくのが印象的で、終始飽きることなく楽しめました。
ガーデンふ頭(名古屋港)乗船場の様子

ガーデンふ頭の乗船場は到着地点と同じですが、チケットの購入は名古屋港ポートビル1Fとなっています。

中には無料の休憩スポットもあるので、乗船時間までゆっくりとくつろげます。

行きと同様に5分前から乗船可能です。
【帰り】ガーデンふ頭からささしまライブへ

船は行きと同じスーパーコメットでした。

ちなみに帰りは少し特殊な便で、プロの生演奏とガイドが楽しめる音楽便を利用しました。
クルーズ名古屋ではこういった限定便を運行することがあるので、ちょっと変わったクルーズ体験がしたい方にもおすすめです。

行きとは反対の席を利用することで、また違った景色が楽しめます。

途中で別の運航船「サムライ」とすれ違いました。機会があればあちらにも乗ってみたい。

帰りは夕方頃でしたが、ちょうど西日が差し込んで落ち着く雰囲気があります。音楽便ということもあって、リラックスしながら楽しめました。

気づけばあっという間にささしまライブ乗船場。
中川運河ではユリカモメやカワウなどの鳥も頻繁に見られるので、風景だけでなく動物の様子を見られるのもおもしろい体験でした。
乗船して分かった事前に知っておきたいポイント
- アンケート回答で特典がもらえた
- トイレがない点に注意
- ネットで事前予約が可能
- 揺れは少なめ
- 座席の確保とおすすめ位置
アンケート回答で特典がもらえた

当日はアンケート用紙が配られており、提出するとちょっとした特典をもらうことができました。
私は提出するタイミングを見失ってしまいましたが、帰りのチケット売り場(名古屋港ポートビル)でも手続きできました。
トイレがない点に注意
ささしまライブ~ガーデンふ頭間ではトイレを完備した船が運行しておらず、事前に済ませておく必要があるのでご注意ください。
ネットで事前予約が可能
チケットは当日購入することもできますが、空きがない場合は乗船することができません。
特に音楽便などの限定便を利用する際には、事前予約が安心です。
揺れは少なめ
小型船は揺れが気になるところですが、中川運河では揺れも少なくかなり穏やかでした。
名古屋港に出ても揺れはほとんど気になりませんでしたが、船酔いしやすい方は一応対策しておくと安心です。
座席の確保とおすすめ位置
乗船5分前から受付が開始されますが、希望の座席がある場合は早めに並んで席を確保しておきましょう。
行きは乗船場の様子を見やすい左側がおすすめ。
帰りは西日を感じながら景色を楽しみたいなら左側、日差しを避けて快適に過ごしたいなら右側がおすすめです。
早めに乗船できるのなら、運転席に近い前側の席を選ぶと前方の景色も楽しむことができます。
まとめ|クルーズ名古屋で移動時間も観光の一部に

今回初めてクルーズ名古屋を利用してみましたが、都会的な雰囲気から港町への移り変わりを楽しめる情景がとても新鮮で、想像以上に楽しめました。
ガイドさんの案内も的確で、リアルタイムに知りたい情報を教えてくれるクルーズ体験は、より充実した時間につながっていたと感じます。
移動時間も含めて観光として楽しめるので、名古屋で少し違った過ごし方をしたい方には特におすすめです。
今度はららぽーとに立ち寄ったり、金城ふ頭まで行って名古屋港を満喫したりと、いろいろな楽しみ方もしてみたいと思います。